ヨーロッパスタジアム巡り⑥ レトナ、ストラーホフ(チェコ・プラハ)
旅人の朝は早い
野菜や果物などを並べ開店準備をしている路上マーケットを横目に、トラムでスタジアム巡りに
プラハには3つスタジアムがあり、今日はハシゴをする
まずは旧市街から一番近いレトナスタジアム(Generali Asena)に
旧市街から北へトラムで10分ほどか
幹線道路沿い、トラムストップのすぐ横に現れる
ウィキによれば歴史あるスタジアム
収容2万人は日本平と同じながら、こちらはかなり年季が入っている
ファンショップも併設されていて、スパルタク・プラハのグッズが買える
ピカピカのスタジアムと比べれば見劣りするも、そんな比較はとくに意味もないし、これはこれでまた味がある
どことなく、草薙球技場の面影を感じさせなくもない
熱いファン、サポーターがここに並ぶのだろうか
持ち込み禁止が洒落ている
銃、爆弾、薬物、ナイフ、バット?ビン
こちらはJリーグ禁止事項
お次のストラーホフ大競技場まで再びトラムで西に向かう
スタンドはかなり老朽化が進み、廃墟感が漂う
競技場の外に着くと、5人くらいのグループが自転車に乗って走っていった
スタジアムツアー?
だとしたら、自転車に乗るスタジアムツアーは初めてだ
でも、それもわからなくもない
サッカーのピッチが9面入る競技場なんてあるかふつう!?
スタジアムの周りを歩くのも断念するほど、あまりにもデカい
写真を撮るのも断念するほど、あまりにもデカい
デカすぎて撮りようがない
こちらは写真が撮れた
ストラーホフ大競技場のすぐ隣
草薙球技場と陸上競技場みたいな距離感
Sportovní areál Strahov
なんて読む?
英名ならストラーホフスポーツアリーナてな感じ?
ゲートが開いているスタジアムは好きだ
誰にでも開かれているそのオープンマインド、素晴らしい
こちらもなかなか年季が入っている
プラスチックが劣化してガサついてるあの感じ
客席をカバーできているかはともかく、屋根もひと通りついている
レトナ、ストラーホフの年季の入りようは、サンパウロのパカエンブーやパラグアイのセンテナリオに似ていると言えばいいか
ぜひ動画で見比べたし
【スタジアム巡り】レトナスタジアム Letná Stadium(チェコ・プラハ)
【スタジアム巡り】パカエンブースタジアム (ブラジル・サンパウロ)
ヨーロッパ旅の食べもの③ ビールとスープ(チェコ・プラハ)
プラハはどうやら食べものも美味しい街のよう
俗化しているけど街は中世の色濃く美しいし、女性もきれい、食べものもおいしいとは、東欧のミラノとでも呼ぼうか
さて、おいしい食べもの屋さんはグーグルに聞いてみよう
プラハ おいしい
ふむ、ここがよさそうだ
旧市街からトラムで南に少し
トラムストップから数分、店までは明かりも人気も少ない
U Kroka (Vratislavova 28/12 Praha 2)
評判はブログやらポータルやらグーグルマップやらをどうぞ
メニューは英語や写真が載っていれば選びやすい
その両方がなければ、隣のテーブルの料理を指差すか、勘
死ぬほどうまい
この時はピルスナーってなんや?
うまけりゃなんでもいいと思っていたけど、のちのちピルスナーに助けられることに
泣ける
ガーリック風味のスープ
このスープがきっかけで、この旅はスープ巡りの旅にもなる
アヒル(だったかな?)とチーズフライ
この旅の食のハイライトはここか?というくらい感動的においしい
地元の人なのか観光客なのかわからないけど満席
こういうとき、一人だとサッと通してもらえる
あまりにも気分がよくなって、エアビーまで歩いて帰ることに
酔っ払った若者たちが嬌声をあげながら楽しそうに歩いている
着るものが違うだけで、数百年変わらない光景なんだろう
深夜まで楽しそうな声が路地に響いていた
ヨーロッパ街歩き② チェコ・プラハ
ベルリンを早朝に出発、一路南へ
早朝出発、昼頃次の街に到着し、その日の午後と翌日その街を歩き、また翌日早朝移動
大抵このパターンで旅がすすむ
越境、パスポートチェックはバス乗車前に運ちゃんがサッと確認してOK
古びたバスターミナルから旧市街にあるエアビーに向けて歩くと、屋外のおしゃれフードコートが
ランチ時で仕事人や若者たち、観光客などが入り混じる
ダックの揚げものとちょっと酸味のあるチェコの名物?スープ
まだ肌寒く、空腹に温かいスープがしみる
現地通貨の手持ち無しも、カードが使えて一安心
黒を基調にしたお店、グリーンとライムイエローのセンスがよく、プラハの第一印象は上々
期待が高まる
おっ、UBERも走っているぞ
いいぞ、プラハ
フードコートの裏は線路脇の空き地だった
おや、なにやらカラフルなテントが並び、人ががやがやしている
6月半ば、収穫の季節なのか色とりどりの花や果物があちこちに並んでいる
乙女ファンシー
色彩豊かな世界、そこに住む人々の美意識が垣間見える
超ど観光地
にもかかわらず、日本人はいない
川を渡り、奥に見えるプラハの城へ
城のガードマン
旧市街を一望する高台にあるプラハ城はとても有名なようだ
人人人人
土産物屋も軒を連ねる
不気味さが残る鉄仮面
赤茶の屋根が美しい
京都の町家と同じように、それが街のほんの一部だとしても、今までこの景観を継いできてくれた人たちにありがとうと言いたい
城内から街を眺め、中世の気分に浸りながらコーヒーを楽しむ人々
市内にあるチェコ旗のオブジェ
中世の街並みにとてもマッチしている
ナイキはブラジル
チェコはワールドカップに出ていないため、街中の盛り上がりは特にない
街のあちこちに青空マーケット
果物好きにとってはたまらん天国
日本にもあるおしゃれパン屋さん
一個は大きすぎるから半分にカットしてとお願いしたら、それはできないと言われ思案していたところ、レジに並んでいたおばちゃんが助け舟を出してくれて、おばちゃんと半分こ
エアビーの鍵
ただの鍵ですら中世と現代が入り混じっているような気にさせられる
ヨーロッパスタジアム巡り⑤ ベルリンオリンピアシュタディオン
ベルリンの壁のあとは、電車で一路西に向かい、ベルリン郊外にあるオリンピアシュタディオンへ
派手さはない
むしろ、ヒトラーが威信をかけ作ったという話を抜きにしても、なにかうす暗い印象を受ける
敷地が無駄にでかい
これだけのものを俺は作った、という威厳、威容を示した、ということか
ここでもスタジアムツアーに参加
スタジアムツアーもガイドによって印象が大きく変わる
やはりガイドもどことなく覇気がなく、トーンが低い、、、
そして、エドシーランが今度来る、というプチ情報もガイドから伝えられる
今まで見てきたスタジアムと何かが違う
何が違うんだろうと思い、近くで見てみると、、
外壁はコンクリートではなく、石でできている
石には無数の凹凸があり、そこから生まれる影が全体の印象を作っている、ような気がする
石でできているという点では、ローマのコロッセオに似ている
ここにも戦争の遺構
戦争によって傷ついた五輪マークがあしらわれた巨大な鐘
スタンドも灰色か!!
うす暗すぎる!!
トイレも黒か!!
色彩という概念がないのか!?
ツアーではロッカールームやラウンジ、プレスルームなども見ることができる
ヨーロッパ旅の食べもの② ハンバーガー(ドイツ・ベルリン)
朝からひたすらベルリンを歩きまわり、さて、夜、何か食べたい
こんな時は、グーグルに聞くしかない
ベルリン おいしい
すると、ポータルやら個人ブログやらいろいろ出てきてその中から目星をつける
電車を乗り継ぎ、中心部から少し離れたハンバーガー屋さんに
シラーバーガー
Schiller Burger (Gleimstraße 36 10437 Berlin)
口のまわりをベッタベタにしながらかぶりつく
バ カ う ま い
チビを連れたお母さんや地元の人たちがやって来る
前に並んでいたおばちゃんに、何がオススメか聞く
英語もわかる、品のあるおばちゃんだった
派手ではないけどおしゃれ
食べものがおいしいのはもちろん、何も知らない旅先でこういう店にあたると、うれしい
ポテトの盛り合わせ
オレンジのサツマイモがしっとりホクホク、甘くてうまい〜
毎日毎晩レストランに行くわけにもいかないので、ハンバーガーとかサッと食べられるものが、旅人にはありがたい
画像を見返していたら、もう一つ、ベルリンバーガーが出てきたから載せておこう
ベルリンのおしゃれショッピングセンター、ビキニベルリンのすぐ隣にあるZoo Palast
ビキニベルリンに入っているお茶屋さんの日本人スタッフに教えてもらった、安くておいしいハンバーガー屋さん
値段も手頃(忘れた)でボリュームもあって、味もしっかりしてて、手軽に食事を済ませたいならここが吉
ヨーロッパ街歩き① ベルリン
小雨ぱらつくケルンから、ライアンエアーでひとっ飛び
ベルリンは気持ちのいい快晴
格安航空の名に恥じない、ハードランディング
ガダダッン、ガタガタガタ!
グーグルマップでエアビーまでの電車乗り継ぎを確認し乗車するも、道中でどこにいるのか不安になり途中下車
再度グーグルマップで調べると分刻みで最短ルートが変更されてお手上げに
それでもなんとかなるもので、例のエアビーにチェックイン
天井が斜めなのは、部屋がビルの最上階にあるから
屋根裏ともいう
特に何が見えるわけでもないけど、眺めはよい
甘いアロマの香り、紅白のロウソク各種、ベッドサイドのネオン、ハード系のポストカードなど、ホストの趣味が色濃く反映されている
翌日、朝からベルリン街歩き
壁
アーティスティックな絵がずらりと並ぶ
壁に穴が空いてる!
と思ったら、鏡
壁の向こうに想いを馳せた当時の人々に想いを馳せる
モバイク
認証で跳ねられ使えず
ベンツの国、ポツダム広場にテスラ
車に興味はないけど、かっこいいのはわかる
アクセルを踏むと自動でドアが閉まる
メンズティーンたちは大喜び
競技用義足の世界的メーカー、オットーボックサイエンスセンター
本日定休日
定休日までは調べていない
ベルリンの日本
MADE IN ITALY
ベルリンオニツカタイガー
かっこいい、、
けど、旅はまだ始まったばかり
パリかアムステルダムにあったら買おう
ショップの兄ちゃん
アムステルダムは絶対いいから行ったほうがいい、と教えてくれた
ええ、行きますとも
つい日本的なものを追ってしまう
なんとか門?
街のパン屋さん
パンが硬そう
この頃は見るもの全て新鮮で、写真が多い
顔を踏ませるインスタレーション
朝から晩までひたすら歩く
ほぼ3万歩
ヨーロッパスタジアム巡り④ ラインエネルギーシュタディオン
気温14℃、5:30にドルトムントをバスで出発
ケルン、ボン空港経由、ベルリン行き
グーグルに聞いたところ、ケルンには大聖堂がある模様
それよりまずはスタジアム
RheinEnergieStadion
コンクリの打ちっぱなし感が日本平を思わせる
武骨
ここはスタジアムツアーはない
数十センチ、ゲートが開いていたので中へ
ため息をついていたら、スキンヘッドの警備員?に無言で追い払われた
ドイツ人のスキンヘッドはなかなかの迫力だ
【スタジアム巡り】ラインエネルギーシュタディオン RheinEnergieStadion(ドイツ・ケルン)
ケルンの町はとても落ち着いていて、かわいらしい
ハリーポッターに出てくるような学校で子どもたちが走り回っていた
後日、ベルリンで聞いたところによると、ケルンは裕福な街とのこと
おまけの大聖堂
数百年経ってもこうして人が集まってくるのを見ると、後世に継がれ人々の役に立つものを残すことが良い公共事業なんだなあと思う
ケルン中央駅にあるスタンドで
初ソーセージ
移動続きで冷たい食べものばかりだった身に、あったかいソーセージが沁みる
ケルン中央駅からボン空港へ
今回の荷物
中身の1/3は空いている
ボン空港からベルリンまで€27
しかし、事前のウェブチェックインをしていなかったため、追加料金€65
おっさんが、やっつけ書いた、紙切れが、€65
ライアンエアーめ!!
ヨーロッパスタジアム巡り③ ジグナル・イドゥナ・パルク
成田を出発しアブダビ経由でベルギー・ブリュッセルに入り、その足で電車に揺られドルトムントまで移動し、地下鉄でたどり着いたのがここ
ふんまみれのスタンド
ボルシアドルトムントのホームスタジアム、ジグナル・イドゥナ・パルク
この日最終、16:40のスタジアムツアー(€15)に滑り込み
英語のイヤホンセットをつけて、ポイントごとに解説を聞きながらすすむ
一行は20人くらい、だったかな?
facebookにここに来たことを投稿したら、ドイツW杯のブラジル対日本の試合をここで見たというコメントがあり、そういえばそうだった、と
そういう前情報、下調べはほとんどしない
屋根があると、音の反響も大きい
ここではやらなかったけど、スタジアムツアーでは、声の反響を実感させるためにせーので大声を出させる催しがある
このエリアにはふんは落ちていない
スタジアムの横には陸上トラックがあり、その横にはベンチがあって、おのおの夕べを楽しんでいる
これで
スタジアムはフリーWiFiで、ここまで飛んでくるから、一杯やりながらスタジアムツアーの様子をツイートしていた
スタジアムの外には、馬のものと思われる
これもほやほやをライブツイート
ツアーで一緒になったブラジル人親子
息子さんがこっちで仕事をしていて、親父さんがサンパウロから遊びに来ていた
リオパラリンピックのついでにサンパウロに行ったとか、カズのことも知っていてそこそこ話が盛り上がった
【スタジアムツアー】ジグナル・イドゥナ・パルク Signal Iduna Park(ドイツ・ドルトムント)
このあとエアビーの部屋まで30分くらいてくてく街歩き
チェックインのあとドルトムント駅前を通ったら、警察に囲まれたふつうっぽいおじさんが後ろ手に手錠をかけられていた
その現場
貴重なものを見た
ヨーロッパスタジアム巡り② ローランギャロス
今回のヨーロッパ旅、どこが一番興奮したのか?と聞かれれば、ここ
フィリップシャトリエ解体現場
テニスグランドスラム唯一の未体験が全仏で、パリも行くつもりはなかったけど、どうせならと足を伸ばし、何も知らずに行ったら、なんとフィリップシャトリエ解体なうで大興奮
趣味は解体現場
かつ、フィリップシャトリエの解体現場となれば、更地になるまで見ていたい
フィリップシャトリエ解体現場体験ツアー7日間、スタンドの瓦礫、レッドクレー
じゅるり
警備のにいちゃんにノンと言われないギリギリ最前でガガガガガガと音を立てスタンドを取り壊す重機を眺め、ひたすら動画と写真を撮る
全仏は大坂なおみが彗星のように現れた大会で、来年は屋根がついたフィリップシャトリエでなおみがプレーするやも
【スタジアム巡り】ローランギャロス フィリップシャトリエ解体工事現場 (フランス・パリ)
解体現場好きにとっては、フィリップシャトリエの取り壊しを見れるなんて最高
— 小林太地 (@taichi923) 2018年7月10日
いくらでも見てられる pic.twitter.com/zlqHKmx8OK
ヨーロッパ旅の食べもの① スイーツ チェコ・プラハ
ヨーロッパに来るのはたぶんこれで最後だし、できるかぎりなんでも味わい尽くしてやろう。なんでもの中で、食の優先順位は最後尾。それでも、最後だし、おいしいものも食べとくかということで、まずはスイーツ。
そんなときは、グーグルに教えてもらおう。
プラハ おいしい スイーツ
ふむふむ、いくつか出てきた日本語食べものブログの中からめぼしい店をピックアップ。グーグルマップに店を入力して、今いる場所からどう行けばいいのかをチェック。
ピスタチオのケーキ。おいしい♡
スイーツの免疫がないから、なおのことおいしい
プラハ市内に何店舗かあるIF Cafe
Iveta Fabešová – výroba dezertů a zákusků
おしゃれなお店
写真じゃわからないけど、キラキラのケーキたち
オープンキッチン?で職人たちが楽しそうにスイーツを作っている様子を、ケーキを食べながら見ることができる
職人とお菓子に夢中の娘たち
地元の人?観光客?で店内はにぎやか。こういう時、お一人様は待たずにすっと入れる
まさかスイーツにときめく時がくるとは
— 小林太地 (@taichi923) 2018年6月15日
だって、ほんとにキラキラしてるんだもん
どれにしようか迷ってたら、係のおねえさんが教えてくれたピスタチオのやつにして正解♡ pic.twitter.com/PxxpkIC6Cd
お店ももちろんおしゃれ
— 小林太地 (@taichi923) 2018年6月15日
オープンキッチン?で楽しそうに作ってたのもよかったな〜
目の前で作ってるのを女の子たちが夢中になって見てた pic.twitter.com/3YA5bMRLgr
ぜひ青山のキルフェボンの横に出店して、国際親善ガチンコスイーツバトルを展開してもらいたい
ヨーロッパ旅の飲みもの① 水
ふつうの水が飲みたい、ふつうの水を、、、。
今回のヨーロッパ16カ国5週間の旅は、ふつうの水を求め続けた旅でもあった
とにかくふつうの水が売っていない。いや、売っているのかもしれないけど、買う水、買う水ことごとくふつうじゃない水ばかり。ふつうじゃない水とは、プシュっと炭酸、ガス水
真夏にセブンの強炭酸レモンを一気に飲み干すのは最高だけど、旅の最中となればガス水はあまり相性がよくない
エイヤッと買った2リットルがガス水で、冷たいうちならまだしも、一晩明けて常温になり、どんどんガスが抜ける中途半端な飲み物をこのあと一日中飲むのか、というときの気分たるや
それではここで、何枚か水のペットボトルの写真を見てもらおう
どれがふつうの水で、どれがガス水か
やった、普通の水だった!
— 小林太地 (@taichi923) 2018年6月22日
赤ちゃんに炭酸は飲ませない!
babyは普通の水の証し! pic.twitter.com/fxBEUED6BX
そう、赤ちゃんはふつうの水の証し
他はmildと書いてあろうが、Naturellだろうが、Natur Aquaだろうが、Natural Mineral Waterだろうが、全部ガス!
赤ちゃん以外に、ふつうの水とガス水を見分ける方法はないだろうか
ひとつ、確実なのはÉvian。これは間違いなくふつうの水。ただし、今回16カ国の中でÉvianがあったのはフランスのみ
もうひとつ、これこそ絶対確実だろうという店員に聞く手。これはなにか負けた感があり、あまり使いたくない手だった。しかし、これも100%ではなかった。自分の店で売っているこの水が、ふつうの水かガス水かわからないという嘘のようなまことの話が例外とはいえあった
そうして、いつからか、ふつうの水だろうがガス水だろうがどうでもよくなり、ついには水すら飲まなくなる日々がやってくるのであった
ラジオ① 行き当たりばったりの放浪癖
今回のヨーロッパ旅の話をしてほしいということで、帰国直後に収録したラジオの放送があった
今回の旅、人の目には行き当たりばったり、放浪癖のなせる技に映る模様
当の本人は、行き帰りの日も行き先もかっちり決めて、エアビー30泊、エアーも事前に予約して、こんなに自由度のない旅はもはや旅ではなく、放浪どころかパックツアーなんじゃないかとすら思っていたけど、行き当たりばったりの放浪癖というフレーズがおもしろいので、それでも良しとしよう
番組は台本も打ち合わせも特になしのこれぞ行き当たりばったり
インドア派、海外なんてもってのほかというスナオマサカズ、深夜特急世代の甲賀雅章両氏と、これまでの旅歴、今回の欧州旅、旅のよさなどについて話をしている
旅の話はもちろん、両氏の人の話を聞くスタンスの違いも濃厚に出ていて実に味わい深い
そして、行き当たりばったりの放浪癖という名フレーズを生んだ2人には、心から感謝申し上げたい
エアビーのホストについて②
5週間のヨーロッパ旅で、エアビーは19軒30泊利用した。そのうちホストと会ったのは12軒、一度もホストに合わなかったのが7軒だった
6月29日。ロシア入国前日、ロシアビザの期限が切れていたことがわかった時は、タリン(エストニア)のおっちゃんホストの一言がきっかけで、ワールドカップのチケットとFAN IDを入手することができた(FAN IDがあるとビザ免除になる)
FAN IDを発行するときは、メールや書類のロシア語を訳してくれたり、FAN IDをプリントアウトしてくれたり、手続きが全部終わったときは歓喜の抱擁をした
海外にいる時は、感情表現全開モードになっているから、嬉しいとき、喜んでるときは、相手がおっちゃんであれ、両手を広げガバッと抱きつき、背中を叩きながらハグをする
こういう体験こそが民泊のよいところで、これがホテルだったら、せいぜいサンキューと言って握手でもすればいいところ
場合によっちゃあ、プリントアウトに金を取られるかもしれない
エアビーもホテルと同様、高いお金を出せばいい部屋に泊まれるけど、高いお金を出したからといって、いいホストに当たるかどうかはわからない
同じ金額を払っても、ポンコツホストもいれば、最高のおっちゃんもいる
部屋の良し悪しはすぐ忘れるけど、ホストのホスピタリティ、キャラクターはいつまでも印象に残る
どこ(の国)が一番よかった?
この質問の答えは、ベルリンのユダヤ博物館だけど、どこのエアビーがよかった?と聞かれれば、それは即答でタリンのおっちゃんと答える
タリンではなく、タリンのおっちゃん
最高のエアビーとは最高のホストの意
グーグルが教えてくれて、多くの日本人が食べにいくであろうエルクのシチュー
— 小林太地 (@taichi923) 2018年6月29日
エルクよりも、パンの付け合わせのバターがさいこーだった pic.twitter.com/ttomFLeBJG
よくある質問② 「どこ(の国)が一番よかった?」
帰国後よく聞かれた質問トップ3の続き
どこ(の国)が一番よかった?
何が美味しかった?
大丈夫だった?
3つ目の「大丈夫だった?」は前に答えたから、今日は1つ目の「どこ(の国)が一番よかった?」について、書いてみよう
16ヶ国、20都市を5週間で周るとなると、平均1都市2日
多いときは4日連続移動(ポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニア、ロシア)もあって、どこで何があったかわけがわからなくなりつつも、それでも印象に残っているのは、前回も書いたストックホルムオリンピックスタジアム
ただ、どこが一番よかったかと聞かれて、ストックホルムオリンピックスタジアムと答えると、どうだろう
微妙な空気になるのは、ほぼ間違いない
地味すぎる、、
そもそもストックホルムってどこや、、
その空気を読まず、追い討ちをかけるように、日本人が初めてオリンピックに参加した大会で、とか、団長は嘉納治五郎で、とか、ダークブラウンの煉瓦がすごく美しい、とか、たたみかけたらどうだろう
想像してみよう、その場の空気を
なら、これならどうだ
ベルリンのユダヤ博物館
これもなにやら不穏な空気が漂いそうだ
このユダヤ博物館
ベルリンの空き時間、例のエアビーの部屋からほど近いとグーグルマップが教えてくれて、閉館間際、何の気なしに行ったところ、、
これまでいろんな国の美術館や博物館に行ってきたけど、もう次元が違う
この先々まできっと忘れないであろうインスタレーションがあった
そのインスタレーションは、同じユダヤ人の悲しい歴史を伝えるアウシュビッツすら引き立て役になってしまうほど、心の奥深くに残る
「Shalechet(=落ち葉)」
Menashe Kadishman メナシェ・カディシュマン
1932-2015 Israel
ただモノを展示するのではなく、人の顔を踏ませる、文字通り「体感」させることで、ユダヤ人の歴史を伝える
言葉抜きに体で感じるインスタレーションゆえ、言葉でいくら説明しても伝わらない
ここが、つらい
どこが一番よかった?
ベルリンのユダヤ博物館
これではまったく伝わらないし、話も盛り上がらない
ここはやっぱりルーブル美術館とか、ベルリンの壁とか、アムステルダムの運河とか、そのあたりの(期待通りの)正解を答えるべきなのか
でも、ここでは唯一の正解を書いておこう
どこが一番よかった?
一番よかったのは、ベルリンのユダヤ博物館
ユダヤ博物館、閉館間際だったけど、行ってよかった
— 小林太地 (@taichi923) 2018年6月13日
人の顔を踏ませる、こんな展示今まで見たことない
で、この顔が、重い pic.twitter.com/1IKtIFqyO5
ヨーロッパスタジアム巡り① ストックホルムオリンピックスタジアム
ミッションインポッシブル(MI)の新作を見てきた。公開初日ということで、7割は席が埋まっていた
MIにしろ007にしろ、毎回世界の様々な土地が舞台になり、話の筋とは別に旅気分を味わえるのも楽しみのひとつとなっている
映画の公開に先駆け、今回の旅ではベルリン、パリなどのロケ地も巡ってきた
自分が歩いた場所がスクリーンに映ると、そうそう、あそこはあんな感じだったと、一人悦に入っている
今回の旅はロケ地巡りと同時に聖地巡礼という名のスタジアム巡りもしてきた
本場ヨーロッパのサッカースタジアム、オリンピックが開催されたオリンピックスタジアム、さらにはテニスのグランドスラムの会場であるパリ、ローランギャロスなど、26のスタジアムに足を運んだ
首都や大都市を転々とするなか、多くはその国の顔となるスタジアムがそこにあった
中でも印象的だったのは、1912年のストックホルムオリンピックの会場になったストックホルムオリンピックスタジアム
ストックホルム大会は日本人が初めてオリンピックに参加した大会で、スポーツ史の教科書には三島弥彦、金栗四三の二選手と団長の嘉納治五郎の名前が必ず載っている
現代的な最新ピカピカのスタジアムに比べれば、サイズは小さいし古さも感じる
ただ、ダークブラウンのレンガで作られた佇まいは歴史を感じさせ、100年経った今も現役で当日はアメフトの有料試合が行われていた
ストックホルムオリンピックスタジアム
— 小林太地 (@taichi923) 2018年7月7日
ダークブラウンのレンガで作られた、100年前の姿が目の前に
これはもう、美しいのひとこと pic.twitter.com/wxps7r5I7K
これはほんと来てよかった
— 小林太地 (@taichi923) 2018年7月7日
どんなにピカピカ、最先端のスタジアムでも、ここの美しさには足元にも及ばない
これが100年以上前に建てられたことに驚くと同時に、作った人たちは素晴らしすぎ pic.twitter.com/JZ7SsEyHWD
【スタジアム巡り】ストックホルムオリンピックスタジアム (スウェーデン)
ドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルク、ミュンヘンのアリアンツアレナ、パリのパルク・デ・フランスなど、大きなスタジアムでは、有料のスタジアムツアーが開催されている
ロッカーやベンチ、ピッチサイド、VIPルーム、プレスルーム、牢屋など、約90〜120分、ガイドが案内してくれる
次回はスタジアム巡り、スタジアムツアーについて書こうと思う